今までになかった雰囲気とデザインのバッグが出来上がりました。
生地はタイの山岳少数民族、モン族の伝統的な刺繍と
プリントにアップリケが施され、これまでのラインナップとは全く印象が異なる
「dzil(ゼフス)」「山」というシリーズです。
さて、この素晴らしい色使いや柄に一目惚れをして仕入れてきたものの
どのような形にして行こうかこれからが大変な作業です。
この生地だけを使ったバッグにしてしまうと日本で持ち歩くには主張が強すぎて、よくある事ですが旅先で見たときは良いと思って連れて帰ってくると、どうにも使いこなせない。そしていつの間にか箪笥の肥やしに。
そんなバッグにはしたくありませんね。
さて、いよいよ「モン族Xito-gaku」の、コラボが始まります。プリントにアップリケが施され、これまでのラインナップとは全く印象が異なる
「dzil(ゼフス)」「山」というシリーズです。
どのような形にして行こうかこれからが大変な作業です。
この生地だけを使ったバッグにしてしまうと日本で持ち歩くには主張が強すぎて、よくある事ですが旅先で見たときは良いと思って連れて帰ってくると、どうにも使いこなせない。そしていつの間にか箪笥の肥やしに。
そんなバッグにはしたくありませんね。
刺繍やアップリケの色のトーンを抑えるために選んだ生地は、コットン混じりの麻デニム!!色もなかなかマッチしています。このモン族の生地には腰が無いのでこの位しっかりした生地を使わないとバッグはできませんね。
最初に考えたバッグは、リバーシブルで使えるショルダータイプ!!
・・・できあがってみると。
なんとito-gakuで選んだ生地がモン族の生地に負けていました(´;ω;`)
やはりモン族の生地は扱いが難しそうだ。
しかし、何とかして製品にしなければ・・・
そこで、ステッチで勝負を仕掛けることに。
全体的に丸い形のバッグ!!そうだぐるぐるとした渦巻のような図柄を入れてみよう。
できあがったものは、こちら。
水袋のような形にこのステッチがなかなかいい(笑)
渦巻ステッチは丸だったり四角だったり全商品に入れてます。
ブログを書くにあたり少しモン族の事を学んでみました。
モン族はもともと、中国南部の山岳地方で暮らす少数民族。長い間、山の中で自然に宿る精霊を信じ、山の斜面の焼畑で米やトウモロコシを作り、自然と共に平和に暮らしていました。
しかし、19世紀に入ってから大国からの迫害やミャンマー、ラオスでの政情不安からタイへ亡命、あるいは難民として流出し、そこで暮らすようになりました。そんな大変な歴史の中でも彼らは自分たちの民族の誇りと伝統を守るため、文字を使わない独自の文化を築き上げていきました。モン族は文字の代わりに自分たちの文化や暮らし、そして伝統を刺繍の図柄に表現することによって大切に次の世代へと伝えています。
モン族の刺繍の図柄はただ美しいだけでなく一つ一つにモチーフに祖先や精霊への尊敬の念や家族の幸せや健康を願う大切な意味が込められているそうです。
なんだか嬉しいような申し訳ないような不思議な気分になり、この生地はもっと違う大切なものとして扱わないといけないんじゃないかという気持ちがわいてきたり、、、。
でも思いを刺繍に託し作った生地が、遠く離れた日本で新しいデザインのバッグとして生まれ変わり、楽しそうに使っている姿を見たら、モン族の方々もきっと喜んでいただけるのではないかなぁ。
そんな思いでいま、ブログを書いています。
「dzil(ゼフス)」シリーズは生地がなくなり次第、制作終了となりますので気になるものがありましたらお早めにお買い求めください。
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